マツコ会議に思うこと。

先々週(?)のマツコ会議では、

看護師寮と中継を結んで、
新卒からアラフォーまでの
さまざな年代の看護師たちと
意見交換をしていました。
 
 
f:id:kumiko921:20160528235210p:image
 
 

なに調べかまではわからなかったけど、

ある調査によると、
結婚したい職業ランキングの1位が
看護師なんだとか。

 

 

f:id:kumiko921:20160528235451p:image  

 

世間の皆さまは看護師に対してどんなイメージをもっているのでしょう?

 

 親身に寄り添ってくれる?

尽くしてくれる、とか?

手に職があるとか。。?? 

 

 

 残念ながら、看護師は身内に厳しい人が多いけど、笑。 

 

 「そのくらい、自分でやりなさいよ。」

「寝てれば治るでしょ。」

「わたしのほうが大変なのよ。」

 

 っていうのが本音だったりします。 

 

 

  今日は、看護師の結婚について思うことを。 

 

看護師の結婚については、 

①独身ナースが結婚すること

 

②結婚したナースが、

仕事と家庭のことを両立させること 

 

この二つが大切だと思います。                          

 

 

①独身ナースが陥る罠

、大変だけど充実してる!わたし、恋愛する暇なし。

仕事をバリバリこなし、責任感の強いタイプがハマるのがコレ。

ナースのお仕事も確かに好きだと思うけど、一番好きなのは、

「頑張っているわたし」「役に立っているわたし」。

 ↓

そこを越えると、、、

 2、大変すぎて、恋愛とか考える余裕ないです。とにかく休みたいです。

肉体労働プラス頭脳労働、プラス感情労働ナースのお仕事

忙しければ、心もカラダも頭もクタクタになってしまいます。

休みの日はカラダを休める、掃除や洗濯をするで精一杯。

とても、恋愛なんて考えられない。

 ↓

 といううちに、月日は流れ、、、

 ↓

3、女子同士が楽しい。男性との恋愛に憧れます。

職場の人と愚痴を言ったり、

あーでもないこーでもないとおしゃべりできることは、

ストレス発散となる。

(女性は、話してストレス発散する生き物だから。

だから、もし看護師と結婚したければ男性は聞き上手にならなければならない)

 

なかなか同業以外にはわかってもらえない大変さもあり、

恋愛モードになっていかない人もいるのでは?

 

f:id:kumiko921:20160531104805p:image 

マツコさん、これ、一理ありです。わたしもその後が大変だったけど

訳のわからないうちに結婚した一人です。

 

 

そんななか、なんとか結婚しましたけど、、、

の人たちにも罠がある。

 

 

②結婚したナースが、仕事と家庭のことを両立させる大変さ

1、仕事では認められる。家庭では認められない。

だから仕事の方によりエネルギーを注ぎます。

 家庭ではご飯を作っても、掃除をしても、

「感謝」されることがあまり少ない。

夫はわたしの話を聞いてくれないし、

愛されているとも感じられない。

でも、仕事場では、「ありがとう」と言われる。

 
2、家庭を犠牲にしてでも、わたしはナースでいなければならない。

だから仕事のほうにウェイトをおきます。

 もしかしたら家事や育児より、

人命を守ることのほうが大切だと思っている人も

なかにはいるでしょう。

 

たしかに、ある側面からみるとそうかもしれないのですが、

子どもを産み、育む。

こと以上に大切なことってあるのでしょうか?

患者さんの命と、子どもを育てることは同じくらい大切なのです。

 

3、家庭を大事にしたいけど、職場がそんな空気ではない。

こういう人はいずれ、働き方を変えるか、職場を変えるかします。

 そうでなければ、自分が大切にしたいものを大切にできないからです。

 

 

 

ざっと書いていきましたが、

 

わたしは結婚が全てではないと思っていますが、

 

仕事に一生懸命になりすぎた結果、独身ナースの人もいるし、

独身を貫いた結果、仕事に一生懸命にならざるを得なかった人もいます。

 

そして、以前のわたしもそうだったように、

結婚してみたもののうまく両立できずに悩んでいる人も多いのです。

 

これまでは、臨床の現場で

「良い看護を提供するためには」

という観点からの研修が多かったかもしれませんが、

 

 

これからは、

結婚するために、

とか、

ナースと家庭を両立するために

応援したりサポートする場が求められてくるような気がしています。

 

 

そんな場を作っていきたいなと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

感情はコントロール! のその先に。

 

昨年末から、ストレスチェックが義務付けられま したが、

このねらいは、自分のストレス状態を早めに知って対処し、

うつ病などを予防することだそうです。

 

いよいよ国を挙げて「精神的な健康」にも目を向けられてきました。

 

 

看護は、感情労働 の際たるものです。

 

どんなに疲れていても、患者さんには笑顔で、

夫婦喧嘩をしたあとでも、白衣を着ているときは優しく、

ミスをしないように、患者さんに寄り添うー。

 

看護師には、自分の感情をコントロールすること、

患者さんや家族から感情をぶつけられても、

受け止めることが求められます。

 

これって、めちゃくちゃ難易度が高くないですか??

 

f:id:kumiko921:20160305075032j:image

 

当然のように求められている割に、

ちゃんと教えてもらわない。。。。

 

 

わたしは以前、

「よくわからないから、笑顔でいればなんとかなる」

みたいな対処をしていました。(当時の私が編み出した苦肉の策です)

 

 

新人の頃、患者さんから理不尽に怒りをぶつけられ、

足をけられたときは、どうしていいかわかりませんでした。

ただただ、自分の喜怒哀楽を麻痺させることによって、

その場をしのいでいました。

 

 

そんなわたしに綻びが出たのは、

自分の夫婦関係が微妙になってからです。

 

そこから、自分の「感情」と向き合いました。

人の力を借りて、喜怒哀楽を取り戻して、

そこから、「感情」のメカニズムについて学びました。

 

 

感情とどう付き合うかには、レベルがあるなと思いました。

自分がどのレベルで対処しているのかによって、

心の自由度がちがうと感じています。

 

 

一つづつみていきますね。

 

 

レベル1:感情を鈍らせる、or オーバーに表現する

感情とは「反応」です。

ある出来事が起きたときに、

ある人は感情を鈍らせて感じないようにすることで、

またある人は「聞いてよ、こんなに辛かったんだよ!!」

という風に表現することで対処しようとします。

心や感情について学んでいないほとんどの人はこの方法を取っています。

表現の差はありますが、

クレーマーモンスターペイシェントと呼ばれる人たちも

ここのレベルになります。

  

レベル2:感情をコントロールする

コントロールと聞くと、怒っていても平静を装うとか、

我慢するというイメージがあります。

最近は、アンガーマネジメントなるものもあり、

感情の中でも怒りや悲しみといった、ネガティブな感情と呼ばれるものとも

心地よく付きえるようになろうと教えてくれます。

 

 

レベル3:感情を味わって流す

このレベルになると、外の出来事に反応するのではなく、

感情は自分の内側から湧くものだと思っています。

コントロールするというよりは、

感情を自由に感じてもいいと思っています。

子どものように喜怒哀楽を感じますが、

自分を客観視できるようになってくるので、

感情的にならずに自分の感情を表現できるようになっていきます。

 

 

レベル4:感情を感じた後、一つであることを教えてくれる

(これは、、、表現するのが難しいのですが、)

自分の内側を、相手を通して見せてくれているという考え方です。

自分の間違った思い込みや反応パターンに気づいたり、

相手が「助けてよ」とか「わたしのことをわかってよ」と

伝えていることに気づきます。

そして、このやりとりが二人にとって必要だったと感じます。

 

 

f:id:kumiko921:20160305075215j:image 

 

学校のカリキュラムにも、看護師になる過程でも、

自分の「感情」について学ぶ機会がないので、

多くの人がレベル1のところにいます。

「反応」するだけだと、対処のしようがありません。

うつ病は、「感情鈍らせすぎ病」とも言えます。

鈍らせることで、自分を守れるのではと考えてしまいますが、

その結果、「うれしい」や「楽しい」といった

ポジティブと呼ばれる感情についても鈍くなってしまいます。

 

 

どんな風になっているのか、メカニズムを知り、

どう伝えるか、コミュニケーションを学ぶ。

小手先の接遇とかではなく、

「感情」についてちゃんとわかる。

 

 

感情と上手に付き合えるようになると、

仕事以外でも、

家庭でも、子どもとも、

買い物に行った先の店員さんとのちょっとした会話でも、

心が喜ぶことがある。

 

f:id:kumiko921:20160305075358j:image 

 

理不尽に怒りをぶつけてきた患者さんは、

手術前で不安だったんだろうな〜と今ならわかります。

 

経験から学んでいくこともありますが、

メカニズムを学ぶと、腑に落ちます。

 

 

コントロールのその先に、

見える景色が変わります。

 

 

 

感情を学ぶには、

映画インサイトヘッドもいいですよ〜。

(インサイドヘッド押し。) 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

心のことに全く興味を持っていなかったわたしが、メンタルケアを重視しはじめたわけ。

今でこそ、

 

カラダとココロが連動しているから

体調を整えたいなら、

メンタルケアが大切であること

 

がわたしの中では常識になっていますが、

はじめからそう思っていたわけではありませんでした。

 

看護師になる過程で、

「心理学」はたしかにカリキュラムにありましたが、

 

当時は、あまり興味を持っていませんでした。

というのも、その当時は、

(自称)コミュニケーション能力が高いと思っていたので、

「苦労したから、きちんとわかりたい」という熱烈な動機はありませんでした。

 

それに、今の日本の医療現場での常識として、

体は体。心は心。

と分けて考えられているところがあるので、 

どうしても体のことだけに関心が向いてしまっていました。

 

訴えの多い患者さんには、「細やかだなあ」とか、

一緒に働きにくい同僚には、「あの人がこうだから」とか、

自分がイライラする原因や働きにくいことを、

自分ではない外側にあると思い込んで、

 

 

ストレスを家に持ち帰ったり、

人と会うことで発散させていたりしました。

 

 

そんな対処方法でうまくまわらなくなったのは、

自分の夫婦関係が危機にさらされた時でした。

 

 

はじめはこれまでと同じように、

自分の夫婦関係がうまくいかないのは、

自分ではない外側(つまり夫)に原因があると思っていました。

 

 

夫がこうだから、

子どもたちがこうだから、

わたしがイライラさせられる。。。。

 

 

出来事や湧いてくる感情に対して、

「イライラさせられる」と、

まるで被害者のようにも感じていました。

 f:id:kumiko921:20160229034535j:image

このときまでは、

仕事でミスをして振り返るときに、

自分の性格的な特徴について考えることはありましたが、 

 

自分がどう感じ、何を考えているか、

客観的に自分のことをみてみることはありませんでした。

 

これは普段、無意識で行われていることなので、

よっぽど注意を向けないとわからないことでした。

 

そして、自分一人では絶対にわからなかった。

 

自分のことを鏡として見せてくれる人が周りにいることで、

初めて自分のことがわかるという仕組みになっていたことを理解しました。

 

心のことや、人間関係の仕組みを学ぶことで初めて、

自分のことを振り返る機会を得ました。

 

看護師を10年やるころにはじめて、、、

 

 

イタイ、わたし。

 

 

その過程では

苦しいこともありました。

認めたくないこともたくさんありました。

 

 

でも、でも、

そんな時を経て。

 

 

いまは、自分について、人について、

わかるようになってきました。

 

自分のことがわかった分だけ、

人のことも理解できるようになりました。

 

前には、理解できなかった夫の言動が、

前には、理解できなかった子どもの行動が、

前には、理解できなかった、患者さんの言動が、

前には、理解できなかったドクターの人となりが、

 

前とは違って見えるようになりました。

 

夫が、子どもたちが、患者さんが、同僚が変わったのではありません。

 

自分の感じ方が変わったのです。

 

ほんのそれだけのことなのに、

大げさに言えば、世界が変わったように感じる。

 

本当に、不思議です。

 

f:id:kumiko921:20160229034641j:image 

「看護のお仕事」は、感情労働と言われてます。

人が相手になるので、本当に疲れちゃいます。

 

患者さんに寄り添うーだなんて、

自分がイライラしている時には難しい注文です。

 

でも、自分がどんな時にイライラを感じるのか、

そもそも、なんでイライラを感じるのか、

その時に、ココロは、カラダはどう反応しているのか、

 

そんなことをわかっていたとしたら、

 

自分がイライラすることも少なくなるし、

患者さんに寄り添うこともできるのです。

 

自分自身を理解することが、

いい看護への一番の近道。

 

今の医療従事者あるあるとして、

自分を一番後回しにしている人が多いし、

ココロの健康もカラダの健康も自己責任的な風潮に

危機感を覚えます。

 

自分を優先させることが、

結果的に患者さんのためにも、

家族のためにもなるのです。

 

自分の経験から、

そんなことを感じています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

清原さんの逮捕に思う、メンタルケアのこと。

元野球選手の清原さんが逮捕された件について思うことを。

 

news.yahoo.co.jp

 

 

テレビでみる印象は、男気があって、番長みたいだった。

 

でも、そのキャラクターの裏に隠された、

不安、絶望、葛藤みたいな気持ちがにじみ出ていて、

それを本人も自覚できてなくて、

弱音を吐くことを自分に禁じていて、

すごく、すごく苦しかったんだろうな、と。

 

 

数ヶ月前に、ダウンタウンのはしご酒に出た時に、

 

www.youtube.com

 

覚せい剤やっていません。大丈夫です。」

ではなく、

 

「いろいろと不安なんです。助けてください。」

ともしも言えてたら、、、。

 

 

あのテレビの前で言わなくても、

身近な人に、ただの一人でもいいから、

「つらいよー><」

と言えていたら。。。

 

こういう結果にはならなかっただろうなと思います。

 

 

清原さんのような

ポジティブで、行動的な人は、

自分のなかの不安な気持ち、寂しい気持ち、

人に自分のことをわかってほしいと気持ちといった

「感情」から遠い人が多いです。

 

とくに、ネガティブな感情と呼ばれているものについては、

超鈍感。

 

 

というか、鈍感になることで、自分のことを守っているとも言えると思います。

 

 

その気持ちを感じることが、苦しいから。

その気持ちを感じることが、惨めだから。

そんな自分は愛されないと思っているから。

 

 

そんな自分に会いたくないから、

刺激を求めてしまったのだろうと思います。

 

 

 

そんな自分を誰にも見せられずに、

おそらく、結婚していた時に奥さんに見せることもできず、

刺激という形で蓋をして。

 

 

清原和博氏 亜希夫人と離婚発表…今年3月から別居 ― スポニチ Sponichi Annex 芸能

 

 

 

 

 

最近、「メジャー」という野球アニメを見ているけど、

 

メジャー 第2シリーズ[B-ch] 第14話 夢を見る島|無料動画 GYAO!|アニメ

 

高校生の時には注目される人であったということは、

中学生、小学生の頃から

「強くあれ」って感じで、

 

「弱音を吐く」なんて、彼の辞書にはない。

 

 

ほんと、

苦しいよね。

つらかったよね。

 

 

 

 

やってしまったことは、社会的に見ても、法律的にみても

「ダメ」だったかもしれない。

 

法に触れることをしたということは、

罪は償わなければならない。

 

 

罰するだけでは、何も解決しない。

なぜその行動をしなければならなかったのか、

満たしたい気持ちはなんだったのか

ココロにフォーカスして、

心理面の援助を。

 

 

 

病院でも、身体的な症状にフォーカスされがちで、

なかなか心理面の援助まで手が回らないのが現状ではないでしょうか。

 

 

訴えの多い患者さんや家族には、

忙しい時ほど優しくなれません。

つい、クレーマー、神経質な人といろんな見方をしてしまうけど、

 

 

見方を変えると、

「助けてよ〜」

「つらいよ〜」

「私の話を聞いてよ〜」

と叫んでいるのかも。

 

 

翻訳こんにゃくがあったら分かり合えるのかな。

 

www.doraemondb.com

 

忙しくても足を止めて、

気持ちを向けられるココロのゆとりと、

 

 

自分も、弱音を吐ける人がただの一人でもいると、

人の気持ちにも寄り添えるのかなと

実体験を通しても感じます。

 

 

データベースだけではわからない、

生身の人間を相手にしている看護だからこそ、

言葉の裏に隠れている気持ちや、

表情や声のトーンや態度から読み取れるものを

大事にしたいなと思います。

 

 

 

そして、芸能人もそうでない人も。

 

わたしたちはつい、

死ぬこととか、病気のこととか、

悩み事とか、つらいことに目を背けたくなります。

 

苦しい自分に目を背けていればいるほど、

誰かを攻撃したくなったり、裁きたくなります。

 

 

でも、、、、

喜びもあるし、悲しみもある。

怒りもあるし、笑いもある。

お互いをそう思い合えたら、

実はここが優しい世界だったんだということに気づきます。

 

 

清原さんのこれからを応援したいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

怖い先輩ナースは、、、◯◯ですから〜!!

www.zakzak.co.jp

 

こんな記事を見かけたので、

勝手に見解を。(笑)

ざっくり言うと、

 

ナース1年めの子が

怖い先輩が二人いてどう対処したらいいか悩む、

 

という記事です。

 

 

自分もそうですが、

看護師あるあるとして、

性格的にキツめの人、多いと思います。

 

それは、命を預かるという責任感からかもしれないし、

職業人としてそういう姿勢を求められるものかもしれません。。。

 

でも、

でもね、

 

多分。。。。。

 

その二人、

ストレス溜まりまくってるからーー!!

 

昨日の

 

ohanasoken.hatenablog.com

 

をベースに話すと、

 

多分、私生活がうまくいっていないんだと思います。

先輩二人の背景は書いていませんが、

 

結婚してたとしたら、

旦那さんとすれ違っていて寂しいのかもしれないし、

はたまた、

もし、お一人様だったとしたら、

やっぱり孤独を感じていたり、悩み事があるのかも。

 

さて、そんな背景がある先輩に対して、

悩ましい1年めの子はどう対処するか??

 

 

対処方法1

心のなかで、移動してくれと祈る。

 

対処方法2

わたしが至らないと自分を責める。

 

対処方法3

先輩の背景に思いを馳せながら、

スマートにコミュニケーションをとるレッスンを積んでいく

 

 

心のことを勉強していない頃、わたしは、

対処方法1をやりながら、2で自分のことを責めていました。笑。

 

そんなブラックな自分はいけないと思いつつ、

それも自分だと受け入れながら。

 

責任感の強いナースが陥りがちなのは、

自分が至らないから、と自分を責める。

自分を省みる方法として、振り返ることは大切です。

 

でも、

度を越して自分を責めてしまうことは、

自分の中の「罪悪感」がそうさせています。

 

わたしができないから、そうなった。

わたしがわるい、

わたしがわるい。。。

 

この罪悪感とどう付き合っていくか。

 

持ち続けていると、

人を変えて、場所を変えて、出てきます。

こどもを産む時に、

ダンナと喧嘩をするたびに、

、、、、

 

そしてその罪悪感から逃れるためにいろいろしてしまいます。

ある人は、ますます仕事にのめり込んでみたり、

ある人は、買い物にはまってみたり、、、。

 

罪悪感とどう向き合って昇華させていくかってのも大事なことです。

(この話はまた違う機会に。)

 

 

では、最後。

対処方法3番を考えてみましょう。

多分、この方法が、最強です。

 

なぜなら、コミュニケーションは、

自分の意見を伝えるためだけのものではなく、

考え方も価値観も全く違う相手を理解するためのものだから。

 

先輩二人の背景に思いを馳せながら、

「大変なんだな〜」

という気持ちがあった上で、

 

1年めの子は、自分の気持ちを相手に伝える練習です。

 

「そんなに言われたらわたしも傷つきます。」

「そんなにイライラして、なんかあったのですか??」

 

1年目の子に対して、

50代60代の方がそんなに厳しいだなんて、

よっぽどだと思います。

 

その先輩は、ダンナさんによしよししてもらってください。

「え〜ん、つらいよ〜」と弱音を吐いてください。

 

 

それが簡単にできるんなら、誰も苦労はしないんです。

 

強い女、怖い女の集団でもある看護師は、

甘える、頼るが苦手な人が多いです。

 

じぶん憲法で、それを禁じている人が多いから。

かくいうわたしもそんな人でした。

 

でも、人は変われる。

 

甘える、

頼る。

人を信頼する。

 

この3つを身につけるだけで、

気持ち的に随分楽になりますよ。

 

 

奇跡的に、質問者さんとその先輩に届きますように。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

看護師 悩み事 プライベート と検索してみたら。

 

 

グーグル先生の表示1位は、

とある転職サイトのコンテンツ。

 

 

そこに書かれていた、栄えあるプライベートの悩み事第1位は、、、、、

 

 

「結婚生活が微妙」だそう。

 

不規則で働くし

仕事のストレスもそれはそれはすごいもの。

 

 

外で患者さんには優しくできるけど、

うちで、ダンナにまで優しくするなんて無理

むしろ優しくされたいなんて思っちゃいます。

 

 

そうこうしているうちに、

自分の気持ちを押し殺して、(ぶつけると大変なことになるから)

そのストレスに人知れず耐える。

 

 

会話が減ったり、

相手に関心が向かなくなったり。。。

 

 

すると、、、

 

 

さらにストレス状態になる

 

 

職場にイライを持ち込む

ちょっとしたミスや、

同僚とミスコミュニケーションが起こる

家にイライラを持ち込む

家庭の空気が微妙になる

ストレス

体調を崩す

 

 

の無限ループにはまってしまいます。

 

f:id:kumiko921:20160127223544j:plain

 

  

わたしもそんな時期がありました。

 

 

転職して、子育てと夜勤ありのフルタイムをやろうとして、、、

はじめは気負って、頑張れていました。

途中で頑張りがきかなくなり、、、、

結果的には、上司と衝突して退職を選択したのです。

 

 

当時は上司のせいだと思っていましたが、(失礼すぎます)

振り返ってみると、

 

上に書いた負のループにはまり込んでいたことがわかりました。

 

家庭の空気が微妙

職場にイライラを持ち込む

職場でトラブる

家庭にイライラを持ち込む

のループ。

 

 

時のわたしの心の奥底の声。

「こんなに頑張っているのに、だれも認めてくれない。」

「わたしはがんばり屋さんだから、この状況を辛いと思ってはいけない」

「わたしは乗り越えられる」

「夫に弱音を吐いてはいけない。頼りないから。」

 

(この声は当時は自覚さえできていなかった。)

 

 

まさに、結婚生活が微妙で、夫を頼りないと思っていて、

だれにも頼ってはいけないと、一人で奮闘していました。

 

 

それから紆余曲折いろいろあり(長くなるので今回は割愛)

夫婦関係を見直さなければならない状況になりました。

 

結果、どうなったかというと、

数年かかってですが、

 

夫となんでも話せるようになった

家庭がリラックスできる場になった

仕事でイライラすることがほとんどなくなった

家でゆっくり休めるようになった

疲れから回復できるようになった

 

のループのなかにいます。

 

二つは、時計周り逆回りくらいに違います。

どちらも経験しているからこそ、なおさらそう感じます。

 

 

夫との会話が少なかったり、

業務連絡になったりするのは、

看護師に限らず、どこの家でも起こり得ます。

 

 

夫婦関係を再構築する過程で

専門家に教えてもらったことは、

 

「夫婦関係」を続けていくには、

お互いに努力が必要だということです。

 

暖炉の火が消えないように、

お互いに薪をくべ合うように。

 

 

自分が疲れていたり、気持ちにゆとりがなかったりすると、

つい「わたしは疲れているんだから、あなたが薪をくべなさいよ」的な

態度になりがちです。

 

 

でも、

「今日、わたしは疲れているから薪をくべれないかもしれない。」

「じゃあ僕がたくさんくべるから、ゆっくり休みなよ。」

「うん、ありがとう。」

 

 

いたわり、譲りあう。

 

簡単なようでいて、難しいことなんだなと感じました。

 

 

 

結婚生活が微妙というのは、

だれもが通る道なのかもしれないけど、

考えようによっては、

そこからよくなる伸び代があるってことだと思います。

 

 

自分の経験からも、

いい看護をしたいなら

一番身近な人との関係を整えること

遠回りに見えて一番の近道だと感じています。

 

 

 

f:id:kumiko921:20160127230144j:plain 

 

 

実はそれこそが難しかったりするんですけどね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

家でも看護師のままでいませんか??

病院などでの看護師は、

 

患者さんやご家族へは指導的な立場になる。

 

上下関係はないが、

 

ケアを「する側」と「される側」になる。

 

本来の意味とは違うけど、

 

自立と依存という言葉で考えてみると、

 

ケアをする側である「自立」の立場と、

 

される側である「依存」の立場には力学が発生する。

 

(人が二人いれば必ず力学が発生する。詳しくはあとで、ね。)

 

自立側にいる人は、リーダーシップをとったり、ミスが起こらないように完璧主義になったりする。

自立側にいると、依存側の人を「守るべき人」と感じたり、頼りなく感じてしまう。

自分がしっかりしなければ、、と。

 

仕事中はある程度それも必要。

 

でも、度を超えた「自分がしっかりしなければ」は、周りを萎縮させる。

(思い当たりませんか?イライラ先輩とオロオロ新人の構図とか。)

 

 

その状態で、家庭に戻れば、、、

 イライラする先輩(わたし)とオロオロする新人(夫)となる。

 

夫が頼りないと感じ、自分がしっかりしなければ、となる。


俗にいう、可愛げのないオンナなのです。

 

男性は、家ではくつろぎ、リラックスしたいもの(だそう)。

 

看護師モードは白衣まで。

私服に着替えたら、可愛げのあるオンナに変身が必要です。

 

切り替えがうまくできるかどうかが、

家庭も仕事も円満にいくコツですよ〜!!